『難病と在宅ケア』2009.6月号に王院長の中国針灸治療が取り上げられました
「中国の針灸治療が有効・・・」
三重県桑名市のALS患者・加藤 航さん
ALSの治療を進んで受けている。病気がわかる以前から続けていた中国鍼灸。王頴(おう・えい)先生には針と灸で治療していただいている。平成19年8月には先生の帰省に同行して、大連にも連れて行ってもらった。先生のご実家に滞在させていただき、ご両親や家族にたくさんのおもてなしを受け、たくさんの愛情もいただき、たくさん励ましの言葉もいただいた。私と妻の二人で海沿いを散歩したり、住宅街も散策したりした。言葉が通じなくても心は通じ合えるのだと胸が厚くなりました。
また、先生のご親友の大連市立病院の副院長の王先生も外来で1日200人診ていてもALSは診たことがないとおっしゃていた。この先生が観光に連れて行ってくれ、私が食べれそうなものをオーダーして食べさせてくれた。王先生には今も治療を続けてもらっています。この先生のお陰で今も頑張っていられるといっても言い過ぎではない。
治療後は治療前より握力がもどったり、口が動きやすくなったり、足が軽かったりと自分で唯一実感できる治療です。今は呼吸を整えてもらったり身体全体のコントロールをしていただいています。
平成20年2月、よく行く韓国料理のお店のママが私の異変に気づき、親身になってくれて、韓国の医師に一度診てもらってみてと、ソウルまで連れて行ってくれた。ママが事前に韓国と準備をしてくれて予約を済ませていざ韓国に・・・。ちょうど李大統領の就任式と重なりました。雪のちらつく寒い旅でしたが、ママのご実家でお母様の手料理、お部屋から見るハンガン、オンドルすべてがありがたかった。前の年に、日本に来て知り合ったママの友人がわざわざホテルまで迎えに来てくれてた。その方のご主人はプサンに単身赴任中なのに私の運転手のために、休みを取り来てくれていた。病院もママの実家もすべて連れて行ってくれた。
数か月前に日本の仏壇が見たいと言って少し知り合っただけなのに、ご主人は妻と子供が日本でお世話になったからとおっしゃって親身にお世話してくれた。たくさんの漢方薬とソウルのあたたかい人たちに感謝しつつ名古屋に戻りました。